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2009.07.15

ストレス、看護師が最高 滋賀県立成人病センターが職種別調査

病院内の職種で仕事のストレスを一番感じているのは看護師で、本来業務以外の仕事が増える36歳以上の看護師は、特に大きなストレスを抱えている。
滋賀県立成人病センター(守山市)で行ったアンケート調査で、こんな結果が明らかになった。調査した医師らは「ベテラン看護師の離職は病院全体の質の低下につながる。非効率な看護業務の見直しなど、労働環境の改善が必要」としている。

・管理業務、後輩指導 36歳以上で顕著
病院改革を進めるワーキンググループの取り組みで、脳神経外科の山田茂樹医師らが同センターの全職員706人にアンケートを配り、632人が回答した(回収率92%)。
 2万人を対象にした既存の調査結果を参考に、平均的日本人労働者の仕事ストレスを1・0として、各職種ごとのストレスを数値化。看護師が1・55でトップになり、看護助手1・41、薬剤師1・28と続いた。激務とされる医師は1・09にとどまり、事務職は0・89と最も低かった。
 看護師の年齢別では、35歳以下が1・55だったのに対し、昇進して管理業務や後輩の指導が増える36歳以上は1・70と高い数値を示した。ストレス内容は「時間的重圧」「責任」「肉体的負担」「負荷の増加」で、看護師は8割以上が「悩んでいる」と答えた。
 
【以上、7月15日の京都新聞記事より抜粋】